お知らせ

写真:色づいた銀杏

令和5年1月28日(土)
初不動 年初めの不動尊大祭

10:00 大般若轉読祈祷(堂内)・13:00 柴燈大護摩供(境内)
大般若とは、玄奘三蔵が17年の歳月をかけインドより持ち帰り、生涯を賭して翻訳した六百巻に及ぶ経典です。古くから鎮護国家や国民の安寧を願い盛んに唱えられ、転読の際に出る風にあたると一年の間健康に何事もなく過ごすことができると言われています。お不動さまのご縁日に1年の所願をご祈念ください。

令和5年2月3日(金)
節分会

10:00・14:00 堂内護摩
旧暦で年の始まりとされる節分に本年の健康や無事を祈り、除災招福を祈願します。星祭の申込用紙に、お名前と数え年をご記入の上、本堂受付または郵送・ファックスにてお申し込みください。お名前をお札に浄書し、お護摩を修し1週間ご祈念いたします。例年通り2月8日より御札をお届けいたします。

令和5年2月16日(木)
常楽会(涅槃会)

16:30~20:00
お釈迦さまが涅槃になられた日とされる旧暦の2月15日に遺徳追慕と報恩の法要を営みます。これを「常楽会(涅槃会)」といい、本堂に涅槃図をお掛けし、お釈迦さまの最後の教えである佛遺教経をお唱えします。一昨年、昨年とコロナで2年延期となり、3度目の正直です。大阪市住職会主催で各寺院の住職方が一同に集い、夕方から長い法要を厳修いたします。ぜひ皆さまもこの荘厳なお勤めにお手を合わせにいらしてください。

法樂寺案内

写真:法樂寺山門

法樂寺縁起

法樂寺の山号は紫金山、院号を小松院と号す、真言宗泉涌寺派の大本山です。近代、大正期頃から「たなべのお不動さん」の名で親しまれています。寺の開基は平清盛の嫡子、小松内大臣平重盛と伝えられ、院号の小松院は重盛が「小松の大臣」と呼ばれたことに因みます。

日ごろ仏法に深く帰依していた重盛は、宗国育王山へ妙典という船頭に黄金三千両をたくし、結縁を求めました。妙典は宗国へ渡り、育王山の方丈、仏照禅師に逢い、三千両を供えました。仏照禅師は重盛公の仏法によせる志の篤さを感じ、育王伝来の仏舎利二顆を贈ってその篤志に報いられたと言います。お寺の古文書には「南宋第二主孝宗淳煕二年、本邦高倉安元元年乙未也(1175)」のことであったと伝承されています。重盛はこの阿育王山伝来の仏舎利を奉り、平治の乱に滅びた源氏の棟梁源の義朝公の念持仏、如意輪観音像を安置。怨親平等に平家、源氏の菩提を篤く弔うことを願い、摂津田辺の地に寺を建立したといいます。以上が法樂寺の濫觴とされる説で、治承建立の伽藍は戦国末、元亀のころまで護持され「殿堂壮麗にして巍々たり」と当寺では伝説されています。

しかしながら、寺記に「正親町帝元亀二年(1571)辛未、秋九月信長摂を撃つ」とあり、その戦火に巻き込まれて寺は全焼。しかし、正徳元年(1711)洪善普摂律師が三僧坊の一つ河内の野中寺より晋山、その復興が図られるに際し、大和大宇陀三万一千二百石を領した松山藩織田家の殿舎を譲り受けたことが、古記録に見えます。今日の山門、本堂がそれです。

慈雲尊者

近世には江戸後期の慈雲尊者(1718-1805)が13歳の時、法樂寺で出家得度しています。『日本史小辞典』の「じうん」の項には「慈雲、江戸時代後期の僧。諱は飲光、百不知童子と自称した。俗姓は上月氏、浪華の人。河内法樂寺貞紀の弟子となり剃髪。はじめて真言正法律を唱えた。慈雲は見識卓越、一宗に拘泥せず、顕・密・禅を兼ね振動、儒教にも造詣が深かった」とあります。慈雲尊者誕生の地、大阪堂島川ほとりの高松藩蔵屋敷跡には、慈雲尊者生誕碑が建っています(2022年現在周辺工事のため法樂寺に仮移設中)。

霊場札所としての法樂寺

現在、法樂寺は以下に挙げた五つの霊場札所として登録されており、日々種々様々な参拝者をお迎えしています。

近畿三十六不動尊 https://fudo36.net/
大阪十三仏霊場 http://ojm.main.jp/website.html
神仏霊場 https://shinbutsureijou.net/
役行者霊跡札所 http://www.ubasoku.jp/
摂津国八十八ヶ所 http://shj.main.jp/

法樂寺の大楠

境内には見上げるほどの大楠があります。大きく枝を広げ青々と茂る楠は延々と続く歴史であり、日々変化し命を続ける生命力の証でもあります。その樹齢八百余年。法樂寺の開山当初よりこの地にある楠は、重なる困難の中、仏法を護り復興に身を捧げた大勢の僧侶、時代に翻弄されながら仏教に救いと生きる指針を求めた多くの人々を絶えず見守って来た証人でしょう。昭和45年より大阪市保存樹林指定を受けています。

たなべ大根

近年地場の伝統野菜の復興に力を入れている市町村が目立ちます。法樂寺のある田辺地域は江戸時代「田辺大根」の生産地でした。法樂寺の周辺も土壌がよく、お寺の西門横に畑があったことに因んで「横門大根」として知られました。現在、地域の方々や学校で田辺大根が栽培されています。12月28日の終い不動ではお参りの方々に田辺大根を使った大根炊きのおふるまいがあります。

寺行事案内

写真:大般若法会の様子

月並行事

弘法大師縁日(毎月21日) / 写経12時・勤行14時・法話15時
不動明王縁日(毎月28日) / 不動護摩10時・14時

年中行事

1月 1-3日 歳旦吉祥護摩供
1月 28日 たなべ不動尊大祭(大般若転読会・柴燈護摩供)
2月 1-7日 星供(節分)
3月 21日 春季彼岸会
4月 8日 花祭り(仏陀釈尊降誕会)
5月 28日 たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供)
6月 21日 青葉祭り(弘法大師降誕会)
8月 15日 盂蘭盆会(精霊流し)
8月 18日 施餓鬼会
8月 23日 地蔵盆
9月 23日 秋季彼岸会
9月 28日 たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供)
10月 21日 四国八十八ヶ所お砂踏み
12月 21日 納め大師
12月 28日 納め不動
12月 31日 除夜の鐘

法樂寺便り

写真:法樂寺境内にある樹齢800年の楠木

法樂寺住職 小松光昭

2023年1月

ご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。除夜の鐘で年を送り、令和五年新しい年がはじまりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

年末には寺中の障子を張り替え、明るく清々しい気持ちで新年を迎えることができました。スタートの姿勢を整える、日本人にとってお正月はやはり特別なものです。
最近では、おせち料理をご自宅で作る事が少ないと聞きました。若い頃はお重に食べたいものが見当たらず、すぐに飽きてしまいましたが、最近では美味しくてなりません。おせち料理はそれぞれ吉祥の意味を持ち、それをいただくことで身体に福を取り込もうとする先人の知恵と祈りです。例えば鮮やかな色の海老。海老は腰が曲がるまで長生き出来ると言われます。また、海老は死ぬまで脱皮を続けます。日々成長し続ける。人も海老のように成長し続けたいものです。

雑記

大阪メトロが発行している冊子「アルキメトロ 2022冬号」の冬の大阪野菜ハンティング特集の中に法樂寺と田辺大根が掲載されます。地下鉄の各駅で配布予定ですので、見かけられた際にはぜひお手にとってご覧ください。

交通案内

所在地

〒546-0035 大阪市東住吉区山坂1-18-30
真言宗泉涌寺派大本山 法樂寺
TEL: 06-6621-2103 / FAX: 06-6623-2103 / MAIL: info@horakuji.com
開門時間 / 6:00-17:00

駐車場

自動車でお越しの方には、法樂寺左隣(東側)と裏(北側)に参詣者用駐車場(無料)があります。ただし、東側および北側駐車場への道は車が一台やっと通れるほどの道幅しか無いので、歩行者や対向車など通行には十分お気をつけください。

最寄駅

JR阪和線「南田辺」駅から徒歩4分
大阪メトロ谷町線「田辺」駅から徒歩10分

小坂奇石記念館 リーヴスギャラリー

写真:小坂奇石記念館ホール

リーヴスギャラリー小坂奇石記念館は、平成9年(1997)10月、法樂寺境内の一隅にギャラリーおよびホールを併設して開館した小さな美術館です。

当寺にほど近い山坂を拠点に活動した小坂奇石(1901-1991)の記念館としてその遺作400余点を所蔵し、毎年11中旬~12月初旬の1ヶ月間展示しています。小坂奇石は日本書壇に一時代を築いた現代日本書道界を代表する書家の一人で、「奇石体」「奇石流」と呼ばれる独自の書風を確立。書家としては初めて「日本芸術院恩賜賞」を1981年に受賞しています。

記念館では小坂奇石の遺作の他にもまた、法樂寺に伝えられた、あるいは近年収集した数々の仏教美術品を展示し、現代に活躍する仏教関係の藝術家作品の発表の場を呈することを目的に活動しています。

利用案内

開館時間:10:00-16:00
休館日:展覧会会期中は毎週月曜日。会期以外は休館。
(休館日・奉賛料は展覧会によって変更あり)
奉賛料:300円

《定期展覧会》

1月 奉納絵馬展
5月 大曼荼羅展
9月 あさば仏教美術展
11月 小坂奇石展

連絡先

〒546-0035
大阪市東住吉区山坂1-18-30 法楽寺境内
リーヴスギャラリー小坂奇石記念館
TEL:06-6626-2805
FAX:06-6623-2103
MAIL: info@horakuji.com